東京都あきる野市で特殊清掃を依頼する前に知っておくべきこと

2017年5月12日2019年10月13日

1.あきる野市の特徴と孤独死の原因

あきる野市の65歳以上の高齢者人口は15308人で、そのうち高齢単身世帯数は1499世帯です。
あきる野市も高齢化が進んでいる地域なので、高齢単身世帯数はどんどん上昇していくでしょう。
一人暮らしの高齢者はあまり外に出ずに自宅に一人でいることが多く、あまり他人とコミュニケーションを取る機会がありません。
地域のコミュニティーに所属していたり、何か趣味があれば、外部の人と接する機会も多くなるので、安否確認も心配ありません。
しかし、あまり外部とのコミュニケーションを取らないのであれば、孤独死になってしまう可能性が高いです。
また、孤独死の死因として多いのが、心筋梗塞や脳疾患などです。
こういった症状は冬のお風呂場など温度が急に変わるような場面で起こるので、ますます発見されにくいものです。
高齢単身者だけでなく、高齢夫婦で片方を介護している場合等は、介護している方が先亡くなり、その後介護されていた方も動けず亡くなるパターンも孤独死として存在していますので、注意が必要です。

2.孤独死はなぜ特殊清掃に依頼するのか

孤独死の場合、なぜ特殊清掃業社に頼むのでしょうか。
通常の掃除であれば、特に匂いなどもきつくないので大丈夫ですが、孤独死の場合で特に死後日数が経過してしまった場合が、死体からどうしても悪臭がしたりする為、素人のやり方ではなかなか消えません。
特殊な機械や専用の消臭剤を使わなければ死臭は取れません。
また、腐敗した血液や体液は有害で、体内に入ると感染症を引き起こします。
そのためしっかり清掃しないと大変危険です。
体液や血液を拭き取った雑巾や、遺体によって汚れたシーツやカーペットなどは、医療廃棄物として処理しなくてはいけず、医療廃棄物は自治体が回収できません。
亡くなった場所によっては状態がひどい場合もあるので、素人ではなかなか太刀打ちできません。
例えば、お風呂場などで亡くなった場合は遺体の損傷も激しいので、特に清掃に時間がかかります。
更に水がお風呂場から漏れていたりするので、清掃はお風呂場に留まらない場合も多いです。
賃貸やマンションであれば、原状回復をしなければいけないので、孤独死の場合は清掃業者に依頼する必要があります。