孤独死があったら、警察による現場検証の後ご遺体があった部屋を掃除しなくてはなりません。
孤独死の発見から特殊清掃の依頼までの流れの中で知っておくべきことをまとめました。
1.豊島区の特殊清掃に関連するデータ
- 高齢単身世帯数は17,504世帯
豊島区では65歳以上の一人暮らしの人が17,504人いるということです。
この場合自宅で倒れてもすぐに発見されることは少なく、孤独死になる可能性が高いです。
そのため遺体の腐食が進み、特殊清掃をしなくてはならなくなります。 - 急性心筋梗塞による死者は261名
2008年から2012年の間、豊島区で起きた急性心筋梗塞による死者数は261名でした。急性心筋梗塞の場合、発見の遅れで死臭が発生してしまうことが多く、特殊清掃が必要になってきます。 - 自殺者数は337名
豊島区での自殺は2008年~2012年で337件起こっていて、ほとんどが自宅室内です。
こちらでも特殊清掃が必要なので、件数は増えます。
2.発見したら
連絡が来た場合も、実際に発見した場合も、まずは警察による現場検証が入ります。
この間は部屋に入ることも実際に清掃することもできないので、この間に特殊清掃業者を探すのがよいでしょう。
腐敗が進むと、費用が多くかかってしまったり、大家と周りの住民に迷惑がかかってしまったりするので、現場検証が終わり次第すぐ清掃できるように手配しましょう。
3.失敗しない特殊清掃業者の探し方
東京都は特殊清掃業者も多いです。
新規で参入してきた特殊清掃業者も数多く存在しているため、技術力が低く消臭がしっかりできずトラブルになってしまうこともあります。
悪徳及び技術力の低い業者に引っかからないために、そんな業者の特徴を以下にまとめました。
- 料金表に○○円~、基本料金○○円、特別料金○○円と書かれている
値段をいくらでも引き上げられてしまうので、事前に確認しましょう。 - 使用している消臭剤が不明
消臭剤の薬剤名をきちんと掲示していない場合、市販の十分に消臭出来ない消臭剤を使っている可能性があり、技術力の低い業者の可能性があります。 - 遺品回収を遺品整理と伝える
遺品回収と遺品整理は別物ですので、確認しましょう。
遺品回収→不用品を車両に詰め込むのみ
遺品整理→一つ一つ確認しながら整理や分離する - 見積もり時にリフォーム(解体)の有無が分からない
一流の特殊清掃人なら見積もり時に汚染状況を見てリフォーム(解体)の有無が分かります。
通常孤独死現場では、床材の下まで体液が染み込んでいることが多く、床材の解体なしで床上だけの表面上のみ特殊清掃しただけでは、十分な消臭には程遠いことが多いです。
見積もり時に床下のことを全く触れずに説明する業者は未熟な可能性大です。
解体せずに見える範囲だけ作業して、簡単な作業で収益を上げたいだけの可能性が高いので、その業者はやめておきましょう。
4.依頼する前に抑えておくところ
依頼の相談の際に推測でもいいので知っておくと、便利なことです。
- いつ頃なくなったか
- どういう経路で発見されたか
- いつから清掃できるようになるか
以上のことを知っておくとスムーズに見積もりや依頼ができるようになるので、調べておきましょう。
5.「東京都豊島区で特殊清掃を依頼する前に知っておくべきこと」まとめ
- 全国的に見ても、東京都豊島区は特殊清掃の件数が多い。
- したがって特殊清掃業者も多い
- 悪徳及び経験不足で未熟な業者もいるので注意が必要