全国的に少子高齢化が進み、核家族化も一般的になった昨今、一昔ではあまり事例がなかった孤独死が社会的問題になりつつあります。
埼玉県草加市でも草加松原団地にて一人暮らしをしていた80歳の男性が、死後約1年気付かれずにいたことで衝撃が走りました。
このように増えてきている孤独死。
草加市で身内等に起こってしまった場合について知っておきたいことをまとめました。
【草加市の現状】
草加市では、総人口については、毎年大きく変動はしないものの、65歳以上の高齢者の数は毎年増加傾向にあります。
平成26年度のデータでは、約22%が高齢者でしたが、この数字も毎年増えています。
また、65歳以上の高齢者単身者だけでも9,330名いらっしゃり、高齢者だけの世帯を含めると、全体の約12%を占めます。
エリアで見ると特に高齢者数が多いのが、松原・草加頭部エリアでした。
最近では、草加松原団地の建て替えが本格化してきましたが、一時期は、草加松原団地のあるエリアの65歳以上の割合が38%に達しており、同団地で他にも孤独死がある等問題になったエリアでした。
孤独死になる要因として多いのは、病死や、急性心筋梗塞のようなものが自殺等よりも多いです。
【孤独死発見のタイミングとは】
孤独死後、普通は近隣住民が、異臭や郵便受けが溜まっていたり電気が毎日付いていないこと等の異変や、家賃滞納等で大家さんや管理会社の方が気付くことが多いようです。
しかし、上記団地のようにすぐに発見されなかった理由として、近隣の人が引っ越していなかったことや、家賃や光熱費等は引き落としされていたり、身内がいない場合等は気付かれるタイミングがなく発見に時間がかかることが多いようです。
【孤独死発見後は】
このように、孤独死が起こってしまった場合には、一般的に発見に時間がかかることが多いでしょう。
発見した時には、遺体の腐敗臭やハエやウジが発生、場合によっては、体液や血液が部屋中に染み付いており、一般人には到底掃除ができる状況ではなくなっていることが多いのです。
そのような場合には、孤独死や事故物件の掃除をメインに行っている特殊清掃業者に
依頼をすることとなります。
部屋の消臭、除菌には特殊な器材が必要になることもありますので、
孤独死で発見された場合は、早い段階で依頼することを検討しましょう。
「埼玉県草加市で特殊清掃を依頼する前に知っておくべきこと」まとめ
- 草加松原団地では死後1年以上気付かれない孤独死が起こっていた。
- 孤独死の要因は自殺もあるが、突然死や病死等が多い。
- 家賃滞納等がなくても孤独死は起こっている場合があるので注意が必要。