急速に高齢化が進むさいたま市
日本で9番目に多い約128万の人口を抱えるさいたま市は、東京都心部から20㎞に位置するため東京のベッドタウン的な性格が強い都市です。
平成12年にさいたま新都心が街開きし、中央官庁の地方分部局が次々に移転したため、働き盛りや子育て世代の転入も多く、人口は増加の一途をたどっています。
一方で、65歳以上の人口は約28万人。
人口の4人に1人は高齢者という割合は全国平均程度だと言えますが、巨大な人口を抱えるさいたま市にとっては大きな問題となっています。
特に一人暮らしの高齢者人口の伸び率は激しく、独居高齢者の孤独死も急増中です。
さいたま市は、高齢者の持病やかかりつけ医などの情報を記録した『緊急時安心キット』の配布や見守り活動の強化などの対策を講じていますが、依然として孤独死問題の解消には至っていません。
さいたま市でも活躍中の特殊清掃業者
高齢者の孤独死が増加する一方で、さいたま市では自殺の増加も問題になっています。
従来のような健康問題や家庭問題のほか、都市部特有の多重債務や失業などの問題も大きく関係し、さいたま市だけでも年間に200人もの方が自ら命を絶っている状況です。
孤独死や自殺が発生した場合、その現場となった不動産物件は、心理的な瑕疵だけでなく汚染による物理的な瑕疵も生じてしまいます。
特に孤独死はご遺体の発見までにかなりの時間が経過している場合が多く、ご遺体の周囲は腐敗汁で汚染され、独特の腐敗臭が室内にこびりついてしまします。
自殺の場合は孤独死と比べると比較的早い段階で発見されますが、自殺の方法によっては血液や体液、排泄物によって室内が激しく汚染されてしまいます。
残念ながら孤独死や自殺が発生してしまった場合、警察の検視など必要な手続きを経た後で、早急に特殊清掃業者を手配する必要があります。
ご遺体から流れ出た体液や腐敗汁によって汚染された床や壁は、体液の主成分であるタンパク質を化学的に分解する専用の洗浄液で汚れを除去し、汚れが除去できない場合は床や畳、壁紙などを撤去します。
また、室内に染み付いてしまった独特の腐敗臭も薬品や専用の脱臭機器を使用して徹底的に除去、物件を原状回復します。
お手持ちの物件で孤独死や自殺が発生した際は、物件の物理的な原状回復はもとより、故人を尊びながら心理的瑕疵も解消する特殊清掃業者をお早めにご用命下さい。
「埼玉県さいたま市で特殊清掃を依頼する前に知っておくべきこと」まとめ
- さいたま市は急速に高齢化が進んでいる。
- 孤独死は老人だけでなく自殺等もありうる。
- 孤独死や自殺が発生したら、特殊清掃業者に現状復帰を依頼する。