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1.その遺品整理業者の営業年数、実は嘘かも!? 「遺品整理業」は最近始まったサービス
よい遺品整理業者と悪い遺品整理業者を見抜くポイントはたくさんあるのですが、わかりやすい例としては「遺品整理業者が謳う、営業年数」もそのひとつのポイントです。
「営業年数ね、わかった! じゃあ昔から遺品整理業をやっている業者を頼めばいいのね?」
そう思ったあなた、その考えはとても危険です!
なぜなら「遺品整理業」という業種は、古くから行われていたものではなく、近年になって高齢化や孤独死増加の需要をともなってあらわれたサービスだからです。残念ながら、遺品整理業者の中には、さも昔から同業種で営業していたかのように振る舞うところも存在します。
では営業年数から、よい遺品整理業者を見抜くにはどうすればいいのでしょうか?
それはとても簡単です。遺品整理業の大まかな歴史と、どう発展したのかを知ることです。そうすれば今検討している遺品整理業者が適正な業務を行っているか、順調に発展してきたかを知ることができます。
遺品整理業の過去と現在について振り返ってみましょう。
1-1.日本で最初の遺品整理業者が誕生したのは、2002年だった!?
日本で初めて遺品整理業を始めたのが、「キーパーズ」という会社です。こちらの会社は遺品整理業専門の会社として2002年に創業されています。
つまり「遺品整理」というサービスが世の中に提供されだしたのは、2002年からということなのです。
では、それまでは遺品整理の必要性が生じた場合、どのようにしてご遺族の方は遺品を整理していたのかというと、ほとんどの場合は身内だけで少しずつ片付ける、という方法がとられていました。
これは当時、高齢化や孤独死が今のようには大きな社会現象として、身近な問題としてまだ浸透しておらず、さほど遺品整理の需要がなかったのも背景としてあるかもしれません。
多くの場合、誰かが亡くなった時の荷物整理は身近な方同士で解決し、それでも処理が間に合わないような時には何でも屋、便利屋、不用品回収業者の手を借りて遺品の整理や処分が行われていました。
1-2.徐々に需要が高まってきた、遺品整理業
上記のように、以前は主に身近な方たちのみで処理してきた遺品整理ですが、みなさんご存じの通り、世の中は高齢化が進みだし、核家族の増加にともなって家族が分散して住むようになり、一人住まいの方がたくさん増え、それにともなって孤独死も増加するようになってきました。
特にこの傾向は都市を中心に顕著に表れるようになり、さらに都市部では賃貸住宅を中心に住まいを設ける人が多いことから、荷物撤去や遺品整理にたくさんの時間を割くことができず、故人が亡くなられた後の遺品整理にスピーディーさが求められるようになってきました。
また都市部の一戸建てに故人が住まわれていた場合、ゆっくりと遺品整理を行うとその分の高い固定資産税も遺族が負担しなくてはならなくなるため、やはりスピーディーさが求められるようになってきたのです。
遺品整理業は、このような背景とともに需要が高まり、サービスとして提供する業者が増えてきたという背景があります。
2.業界の健全化のために2011年9月「遺品整理士認定協会」が発足
2-1.続々とあらわれた遺品整理業者
2002年に「キーパーズ」が遺品整理業者を立ち上げてからは、続々とキーパーズの後を追うように遺品整理業者があらわれました。
特にこの「遺品整理」というジャンルに注目をしたのが、廃棄物処理の許可を持つ事業者や引っ越し業者、ハウスクリーニング業者、リサイクル関連業者、人材派遣業者等です。もともと持っていた会社の資源、人材・資格・知恵・経験が生かせる業種だったからでしょう。
キーパーズの創業以降、あらゆる業種の会社が遺品整理に新規参入し始め、この動きは孤独死の増加という社会現象とともにマスコミにも注目され、取り上げられるようになりました。
ただし遺品整理業に参入する業者が増え、ライバルが多くあらわれはじめると、中には違法行為を行い他社と一歩差をつけようとする業者も出てきます。遺品整理業でも同じように悪徳遺品整理業者があらわれはじめ、これを規制し、業界の健全化を促すために2011年9月「遺品整理士認定協会」が発足。
こちらの協会では「遺品整理士」という認定資格を設け、養成講座を受講することであらゆる業者が遺品整理の専門知識を習得できるようにしています。また適正業務を行っている会社を優良企業として紹介し、一般人が遺品整理業者を選ぶ際のひとつの目安として、安心して作業を任せられる遺品整理業者はどこなのかを選べるようにしたのです。
つまり、このような動きがあって、今の遺品整理業界があるのです。
これから頼まれる遺品整理業者は、果たして適正かつ法令に従い作業を行ってくれる業者なのでしょうか?ご遺族の気持ちを大切にしながら作業を行ってくれる業者なのでしょうか?
遺品整理業者を選ぶ際にはこのように、より慎重な目で業者を選ぶことが、とても重要なのです。
2-2.その営業年数にだまされてない? 「2002年より前から営業を開始」はウソかもしれない!
前述の通り、初めて「遺品整理業」という業種を立ち上げたのはキーパーズが最初です。その創業年は2002年なので、つまりこれよりも前から「遺品整理業をやってます!」と高々と営業年数を掲げている業種は明らかにウソをついている可能性が高くなるのです。
遺品整理業をキーパーズが始める前に、同業を行っていた企業があったとしても、それは今のように遺品整理に特化したサービス「合同供養」や「貴重品の捜索」、「形見分けの配送」、「故人の遺品整理(不用品と必要品の仕分け)」、「消臭作業」、「特殊清掃」などについては行われていなかったはずです。
そして、この遺品整理に特化したサービスは遺品整理業の発展とともに2010年頃から急速に発展してきたサービスです。
そして遺品整理業者の中には、ここ数年の間に発展してきたサービスを、あたかも古くから現在と同じ業務内容のサービスを行ってきたかのようにうたう業者がいます。
遺品整理業は近年になって急速に発展を遂げてきた業種のため、実は営業年数の差とサービスの差はそれほど関連性がありません。
誕生してから間もない遺品整理業者を営業年数で比較することは、4~5年の間に2,000件の受注実績がある業種と、10年の間に200件の受注実績がある業種とを比べるのと同じようなことなのです。
良い遺品整理業者を選ぶ基準は今のところ、ただひとつです。それは「その業務に対して真剣に向き合い、努力を惜しまずサービスに徹し、きちんとした実績を積み上げてきたかどうか」です。
遺品整理の見積もりの際には、「弊社ではもう15年も遺品整理業を営んでおります。だから安心です。」など説明する遺品整理業者も多く、その言葉を鵜呑みにしてはいけません。
営業年数の長さ・短さにまどわされず、真摯に仕事をする良い業者かどうかをぜひ選ぶようにしてみてください。
2-3.業者が謳う、創業年数の根拠が気になる!という方は、ここを調べてみよう
ただし明らかに遺品整理業者としての営業年数が不適切でも、それ以外には気になるところがなく、むしろ「ここなら安心して任せられそうだ」と思うこともあるかもしれません。
もしそんな業者が何を根拠にその創業年数・営業年数を謳っているのかを知りたければ、その業者の使っているウェブサイトのURLから判断するという方法があります。
例えば下記のようなURLを使用している業者は、遺品整理業を営む前に、もともと違う業者で似たような作業を行っていたことが考えられます。
- fuyouhin-○○.com
- syobun-○○.com
1の場合には遺品整理業を営む前に不用品回収業を行っていたことが想像できますし、2の場合には処分業(産業廃棄物処理など)を以前営んでおり、今は遺品整理業を営んでいるということが想像できます。
また逆に、以前から遺品整理業を行っていたかどうかについては「ihinseiri-○○.com」のようなURLを使っているかどうかで判別できます。
ウェブサイトのURLをじっと見ているだけで、その業種がどのような経緯で遺品整理業を始めるようになったか、またいつから始めたのかが判別しやすくなることがあります。
営業年数が適正か、不適切か、その業者が信頼できるところかどうかを判別する、ひとつの判断材料としてぜひ使ってみてください。
良い遺品整理業者を見抜くコツまとめ
- 営業年数・遺品整理業開始が2002年以降であるかを確認する
- 遺品整理士認定協会から優良企業として認定されているかを確認する
- 遺品整理に特化したサービスを2010年前後から開始しているかを確認する
- ホームページのURLから企業の変遷を読み解く
上記のような目線で遺品整理業者を見ると、信頼できるところかどうかが判別しやすくなることがあります。
ぜひ、故人の遺品を適正かつ適切に処理してくれる業者かどうか、見極める判断材料のひとつにしていただければ幸いです。