Warning: Undefined array key 4 in /home/jmrctokyo/memento-cleaner.com/public_html/wp2016/wp-content/themes/sango-theme-poripu/library/functions/prp_content.php on line 21
Warning: Undefined array key 4 in /home/jmrctokyo/memento-cleaner.com/public_html/wp2016/wp-content/themes/sango-theme-poripu/library/functions/prp_content.php on line 33
[この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。]
遺品整理の作業現場では、廃棄物の回収に関して作業地域の家庭系一般廃棄物収集運搬業者に来ていただきますが、その他のリサイクル品・リユース品・供養品・専ら物などは特別な許可も無く自社で運搬可能なことはご存知でしょうか?
今から4~5年程度前の遺品整理と比べてここ数年、どこの業者も回収した遺品は廃棄物よりもリユース・リサイクル品の方が上回る傾向になっており、その現状から自社便のトラックを活用する必要性が多分に増えてきました。
これは、まだ使える遺品を廃棄物とすることに抵抗を感じていたご依頼者様の気持ちに配慮した遺品整理業者がどんどん増えて、日本ではリサイクル・リユースとして地価が無いと判断された遺品を、カンボジアやフィリピン・タイなど海外でリサイクル・リユースするルートを独自に確保したからです。
これによりご依頼者様の気持ちの負担の軽減、実際の作業費用の請求の軽減、地球環境に配慮した行為となります。
これらを実現するためには当然、自社便のトラックを所有している方が作業効率も良く、外注業者にトラックを手配した場合と比較して、ご依頼者様に対する請求金額(費用)にも影響してきます。そのため、遺品整理や特殊清掃、生前整理・空家整理に関わる整理専門会社が、まだ自社でトラックを所有していない場合や、これから開業する整理専門会社は、トラック選びを様々な角度から検討する必要性が生まれております。
1.住宅街の遺品整理では、2tトラックの活用が主流
作業地域によりますが特に首都圏では、道幅の広いわきよりも、圧倒的に道幅の狭い場所に家があることも多くございます。
例えば東京近郊の住宅街では、作業現場の家の前の道幅が5メートルや4メートルである場合も少なくありません。そのため、4t以上トラックはもちろんのことですが、2tロングのトラックでも通行できない作業現場も多々御座います。
例えば首都圏の場合、団地や公団なら、大半が2tロングのトラックでも通行できる作業環境です。
したがって、首都圏を中心とする対応エリアの遺品整理会社なら、どこの作業現場にも対応させることを考えると、最初の1台目は必然的に「2tショートのトラック」を用意することになるでしょう。
1-1.遺品整理に有効な2tトラックの荷台の種類について
形状 |
|
---|---|
荷台の長さ |
|
有効な荷台の高さ |
(大型家具やマットレスの積込みに有効な高さ) |
有効な荷台の横幅 |
(ワイドの荷台の横幅は2メートル前後ですが、首都圏の住宅街では通行できないことが多い) |
- 平ボディ
- 平ボディは両サイドにベニアを立てて、荷台に積込む形となりますが、作業中に外から荷台の中が丸見え状態となります。
また意外と高く積込みできないもので、実際にはアルミバン(アルミ箱)や幌付きのタイプの方が、容量を多く積込みできます。 - 平ボディ幌付き
- 平ボディよりも遥かに多くの容量を積込みしやすい訳ですが、アルミバン(アルミ箱)と比べた場合に荷台に鍵の設置がないため、資材の盗難などセキュリティ面での不安がございます。
但し、アルミ箱は絶対に容量オーバー荷物を積込むこと不可能ですが、幌なら多少の容量オーバーの積込は荷台が膨らみながら何とかなる可能性も高いものです。
また、幌は耐久性が低く降雪などに弱いデメリットもございますが、アルミバン(アルミ箱)と比べた場合、製作や修理代も価格が安いメリットございます。 - アルミバン(アルミ箱)
- デメリットは価格が一番高いことと、幌と比べた場合に絶対に容量オーバーの荷物を積込みできないことです。
またアルミ箱をぶつけた際の修理代が、高くなることです。
反対にメリットは鍵の設置がありセキュリィ面でも安心できます。例えば作業前日に資材を積み置きした場合には、青空駐車しても資材の盗難の可能性はあまり心配する必要がございません。
またトラック外観の見た目も一番良く、整理業者に一番適して、もっとも活用されているタイプです。
1-2.重要な2tトラックの荷台の積載容量について
遺品整理作業では、コンパクトなボディの方が住宅街の取り回しに有効です。但しコンパクトなボディの場合は積載容量が少なくなる傾向にあります。
そこで回収する遺品の中で背が高い家財を考えた場合、マットレスや箪笥・食器棚・書籍などは背が高く、これらを横に寝かさないで立てて積込みするには、荷台の高さが2,1m位あると理想です。さらに低床トラックなら地面より荷台屋根の高さが3m位となり、ほとんどの住宅街に通行可能となります。是非とも高床車とは違い、遺品整理などの整理作業では低床車のトラックを選択する必要性があります。
底床と高床の違いとは、地面から荷台床面までの高さ(床面地上高)に差があることです。荷台床面までの高さが低い方が当然、車体の高さも低くなります。
また整理業者は一般的に、回収する家財の容量(立米)で、作業地域の家庭系一般廃棄物収集運搬業者の手配や、自社便のリサイクル・リユース品の回収するトラックの台数を計算します。そのため、自社便のトラック荷台のサイズの選択がとても重要となります。
もしアルミバン(アルミ箱)の高さが、2,1mとして横幅が1,7mとしたなら…
積載容量(立米)は下記の通りです。
2tショート | 荷台の長さが3,1mの場合=約11㎥(立米) |
---|---|
2tセミロング | 荷台の長さが3,7mの場合=約13㎥(立米) |
2tロング | 荷台の長さが4,5mの場合=約16㎥(立米) |
もしアルミバン(アルミ箱)の高さが、2,1mとして横幅が2,0m(ワイド)としたなら…
積載容量(立米)は下記の通りです。
2tロングワイド | 荷台の長さが4,5mの場合=約19㎥(立米) |
---|
2.2tトラックの荷台のパワーゲートの有無について
パワーゲートとは、ハイエースやトラックなど貨物自動車における荷役省力化装置の一つで、車両後部に装着して使用する昇降機(エレベーター)の一種で、極東開発工業の商標です。
他のメーカーでは、テールリストゲーター、テールリフト、ゲート車両など呼び方は様々です。
中古車情報を見ても分かるように、一般的には極東開発工業以外のメーカーでも「パワーゲート」と呼ばれております。
パワーゲート付きのトラックはもちろん新車でも割高ですが、中古車市場でも少し割高となっており、例えば150万円程度が相場の中古トラックでは、パワーゲート付きの場合、同じ車種・同じ年式・同じような走行距離でも180万円から200万円程度の相場となっております。
首都圏の遺品整理現場に最適な2tショートのパワーゲート付きは、中古車の場合、かなり玉数も少なく探すのが非常に困難な状況です。
2tロングなら比較的、中古車市場ではパワーゲート付きトラックが多く出回っております。
さて、遺品整理の作業にパワーゲート付きトラックの必要性はあるのでしょうか?
それは、自社で行う作業範囲によって、必要性の有無が違ってきます。
具体的には、重量物のピアノやオルガンを自社で運搬するなら、パワーゲート装着の必要性がございます。
その他、3ドアの家庭用冷蔵庫や背の高い箪笥などの大型家具、バイクもパワーゲート装着があった方が楽になります。
但し、この3ドア冷蔵庫や箪笥、バイク程度なら、2人の作業員で十分にトラックの荷台へ積込みできるため、必ずしもパワーゲート装着が必要性がある訳ではございません。
一般的には、重量物のピアノやオルガンは、買取でも廃棄でも専門業者に引取りに来ていただくため、トラック購入の際の費用対効果を考えますと、パワーゲート装着の必要性は薄いと思われます。
但しトラックが遺品整理だけの用途と違い、飲食店の厨房機器など重量物の回収も行っている場合は、パワーゲート装着の必要性が多分にございます。
要は遺品整理だけに使うトラックなのか、その他、重量物の運搬にも使うのか、用途に応じてパワーゲート付きの有無を考えれば良いと思います。
2-1.パワーゲートは大きく分けて2種類の構造がございます。
垂直式 | 垂直式は、車体に対してゲート(リフト)が垂直に動く構造のもの。 主に、平ボディなどに装着されており、後方のアオリとしても機能している。 |
---|---|
アーム式 | アーム式は、荷台の下に取り付けられたアームを操作することでパワーゲートを動かす構造のもの。 垂直なレールを取付けることが出来ないようなアルミバンやウイングなどに取り付けることが多い。 また、荷台の下に格納することが出来るパワーゲートもある。 |
また、トラック荷台の後方ドア(アオリドア)は、主に観音扉のタイプと、画像のような(キタムラ製)フルターンリフトがあり、このように上下に二分割されるタイプの方が使い勝手が良いと言えます。
3.遺品整理に活用する2tトラックの燃料の種類は何が最適か?
トラックには、LPガス・ガソリン・軽油と燃料の種類が様々ございます。まず中古車市場の燃料の種類による車両価格の安さ比較しましょう。
- 年式が10年前のLPガスなら2tトラックや1,5tトラックが、100万円以下でも多数売られております。
- また年式が10年前のガソリンの2tトラックや1,5tトラックなら、80万円から120万円程度で多数売られております。
- さらに、年式が10年前の軽油を燃料とするディーゼルエンジンの2tトラックや1,5tトラックなら、120万円から180万円程度で売られております。
燃料の種類が違うことで、このような車両価格の差が生まれております。一般的にタクシーも使うLPガスは、軽油のように燃料代も安いのですが、スタンドが非常に少なく、燃料の補給に苦労することも多々御座います。
次にガソリンは燃料代が一番高く、燃費の悪いトラックでは、あまり好まれておりません。遺品整理作業が忙しい会社では、ひと月に5,000キロ程度は走行すると言われており、ガソリンの場合、月々の経費の負担が大きくなります。そこでもっとも適したのが、軽油を燃料とするディーゼルエンジンになります。ガソリンよりも燃料代が安く、通常のガソリンスタンドで軽油を補給できるため、スタンドを探す苦労も必要ありません。
4.遺品整理作業に活用する中古2tトラックの選び方とは
遺品整理会社の大半が中小企業である訳ですが、新車のトラックを購入しようとしたなら、会社の信用性を必要とするリース契約の審査は非常に厳しく、やむ得ず中古トラックを購入するケースが非常に多いと思います。
2tトラックで人気の車種は「いずず エルフ」や「日野 デュトロ」です。次に「トヨタ ダイナ(トヨエース)」、「三菱 キャンター」と言う順になると思います。同じ年式や装備・走行距離でもメーカーで比較した場合、いずずや日野はトラックの人気度も高く車両価格が高い傾向で、トヨタ系の2tトラックは人気度が低く、少し車両価格が安い傾向にあります。